基礎知識編 第16話

ボルト・ナット

ナット ボルト

「ボルト・ナット」

配管材としてのボルト・ナットは主にフランジの締結に使用される。
フランジのサイズとガスケットの厚みによってボルト・ナットのサイズが決まり、流体のレーティングや使用環境により材質が選定される。

フランジ締結に使用されるボルトは主に、六角ボルトと寸切りボルト(もしくはスタッドボルト)の2種類で、ナットはどちらも六角ナットを使用する。
国内で使用するボルトは基本メートルネジ・ミリネジと呼ばれる規格のネジ山になっている。線径がφ10のメートルネジのボルトはM10と表す。

サイズについてもう少し詳しく説明するよ。
上にも書いてある通り、メートルネジのボルトサイズはM〇〇と書くんだけど、これだけだと長さが分からないよね?
だから、この後ろに長さを表す〇〇Lを付けてM〇〇×〇〇Lと書くんだ。
例えば、ボルトの太さが12㎜で長さが50㎜とすると、M12×50Lとなるよ。

ボルトはホームセンターにも置いてあるけど、最近はボルトやナットサイズを確認する為のサンプルが置いてある事も多くなったね。
昔は相手側のボルトやナットを持って行って、その場でねじ込んでサイズを確認していたなぁ…

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