フランジ編 第5話

フランジを座面形状から知る ~その4 TG(タング&グルーブ)~

フランジ 座面

今日はTG(タング&グルーブ)と呼ばれている座面形状について学ぼう。

タング?グルーブ? 聞きなれない単語なんですけど…。

タングは英語で「TONGUE」、牛タンの「タン」だよ。
グルーブは「GROOVE」で轍や細長い溝のことだよ。「 TONGUE AND GROOVE」で建設用語で「さねはぎ」とも言われていて、一方に凸形の突起を付け、もう片方に凹形の溝を彫り継ぎ合わせる形状を言うんだ。

TG(タング&グルーブ)

じゃあ、MFと同じようにTGも凸側を「TG-T」凹側を「TG-G」って表わすんですね。

すごい、前回のことをちゃんと覚えてる…。

あれ?でも凸と凹ってMF型もそうだったような…なにか違うんですか?

そうだね、凸と凹の形状の組み合わせではあるけれど、MFは座面全体で凸と凹の組み合わせだったのに対してTGは溝形の名前のとおり座面の一部が凸と凹でかみ合うようになっているんだよ。

へぇ~!!

完全に溝の中でガスケットが挟み込まれるから、外からはガスケットを見ることは出来ないよ。

やっぱりこれも機器なんかの取り付けに精度を求められるものに使われるんだ。

▼フランジの基本はこちらからおさらいできます!