フランジ編 第6話

フランジを座面形状から知る ~その5 RJ(リングジョイント)~

フランジ 座面

今日はRJ、リングジョイント形と呼ばれている座面形状について学ぼう。

リングなのでそのまま輪っかを使う座面なんですか?

まんまそうなんだけど、前回勉強したタング&グルーブ形とかと違って、挟み込み方に加えて挟むガスケットにも特徴があるんだ。

ガスケットに特徴…ガスケットが輪っかなんですね。

鋭いね!その通り。金属製のリングジョイントガスケットを使用するんだ。フランジ座面にそのガスケットが入る溝が掘ってあるんだ。

金属製のリングジョイントガスケットを使用する。フランジ座面にそのガスケットが入る溝が掘ってある。

シール面が金属同士の線接触となるから、シール性が非常によくて、ゴムや樹脂などのガスケットが使えない高温高圧に耐える事ができるし、他のガスケットよりも配管荷重に強いという特徴があるんだ。

全部金属だから色々強いってことですね。

両方の溝にはまるから、全方向からガッツリ固定されるしね。

座面形状としては溝だけのシンプルなものだけど、リングジョイントガスケットの材質や形状などの組み合わせで力を発揮する座面だね。

ここまで座面形状を勉強したから、次は配管につなげるフランジの接続の種類を勉強しよう。

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