基礎知識編 第13話

間違えちゃダメ、規格を確認しよう

JIS JPI フランジ

「フランジの規格」

日本で主に使用されるフランジ継手の規格にはJIS「日本工業規格」(Japanese Industrial Standards)とJPI「日本石油学会」(Japan Petroleum Institute)がある。
JISは一般に広く使用されている規格であり、JPIは主に石油工業関係で使用されている規格である。

フランジのサイズを表す呼び径は、JISではA呼称、JPIではB呼称が主に使用される。
また、呼び径とは別に呼び圧力と呼ばれるものがあり、呼び圧力は流体の温度と圧力から決定され、JISでは10K、20K…、JPIではクラス150、300…と表される。

同じ条件で使用でき、外観形状の似ているフランジ同士でも、基本的にJISとJPIでは寸法に若干の違いがある為、互換性はなく代替することはできない。

JISの呼び圧力10Kの「K」は「ケー(ケイ)」と読むんだけど、一般的には言いやすい「キロ」って呼んでるんだ。
JPIの方も、クラス150は「150Lb」と書いて、「150ポンド」って呼んだりするよ。
ガス管の時と同じように、みんな言いやすい呼び方を選んじゃうんだよね。

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